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バベルの大図書館

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2014/01/15〜2014/01/31




 「バベルの大図書館」には世界の全てが『物語』として収納されており、そこに勤める司書達は、物語(歴史)を守るために存在している。
 ―――はずだった。

 「……あれ、この物語…途中から文章が変わって―――」

 第2閲覧室の一画で手にした、とある一冊の本の異変。それに気付いた司書は、すぐさま緊急のベルを鳴らす。
 図書館の中に響く警告音に、館内に居た全員が身を凍らせた。

 司書にはそれぞれ割り当てられた閲覧室があるため、自ずと犯人は絞られる。つまり、第2閲覧室の担当だった人物の「誰か」という事になる。
 本に書かれている物語を書き換える事は重罪だ。

 戸惑う彼らに向けて、館内のアナウンスが「司書のバグを速やかに発見・処置するように」と勧告してきた―――。

◆世界観メモ
・図書館内の家具や備品などは中世風
・ややSF風味
・司書の手の甲には制御端末が埋め込まれており、これによって意思の統制が図られている。
・端末にエラーが起きた場合、行動や感情のコントロールが出来なくなる者がいる。これを「バグ」と呼ぶ。
・「バグ」が発生したら、司書の修復は不可能。
・図書館の運営に影響を及ぼす危険があるため、「バグ」と判断された司書は「廃棄」しなければならない。
・司書の他に、書記・翻訳者も居るが、彼らも同じように統制されている。
・館長は存在しない(とされている)

◆裏設定
・この大図書館そのものも物語の一部であり、司書らからは観測できない位置に、第三者が存在する。
 (館内の人物は誰も気付いていない)

◆元ネタ
バベルの図書館wiki
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